魚住先生のラボへ、身体調整の勉強に行ってきました。
今回も新しい考え方、アプローチ法を沢山学ぶができました。

上肢、肩甲骨を整えるアプローチからスタートしました。
生活の中で一番使用しているのは上肢ですから、筋肉の緊張やバランスの崩れ、左右差が生まれやすくなることは想像できます。上肢のバランスが崩れることで、肩甲帯のバランスが崩れ、それらは、全身に波及していくことに繋がります。

例えば、どちらかの腕が内へ捻られると、肩が上がったり、頭は傾いたり、骨盤のバランスが崩れたりといった連動が起こります。部分的なバランスの崩れは、結果的に全身に影響を与えることになりますから、上肢、肩甲骨を整えること、動ける状態に整えて置くことが大事です。

小胸筋、棘上筋、肩甲挙筋、菱形筋、僧帽筋、前鋸筋など、肩甲骨の動きを引き出すため、関係の深い筋肉をターゲットにアプローチを実践しました。

先に小胸筋、棘上筋を刺激し、肩甲骨を動かしやすい条件を整えました。肩甲骨を単体で動かしたり、上肢から肩甲骨を動かしたり、肩甲骨と頚椎を連動させて動かすなど、様々なバリエーションを実践しました。首、肩周り、上肢が中間位に整えられ、全身が緩んで動かしやすくなりました。

肘関節へのアプローチでは、屈曲、回内、回外を誘導するテクニック、腱を刺激しながら関節を動かすテクニックを実践しました。前腕、上腕が緩み、中間位に調整されました。

上肢、肩甲骨が整えられると、背中、腰の張りがなくなり、下肢の緊張が緩んでいる感覚がありました。上肢、肩甲骨、体幹部、頭部など、上半身のバランスに関してきちんとチェックし、整えていく必要性があると再確認できました。

下肢のアプローチでは、新しく脛腓関節のアプローチ、距骨へのアプローチを学びました。腓骨を適切に動かしていくことで下腿が緩み、足首が細くなっていることを感じました。足部では距腿関節、距骨下関節を調整することで、足関節の位置が良くなり、歩行時の安定感を感じました。

また、新しくしゃがむ−立ち上がる動作の考え方を学びました。今までの考え方とは違い、骨の適切な運動をイメージして行うものでした。下肢の関節が適切に動くことで、大腿部は中間位に保たれ、バランスよくしゃがめることを実感しました。局所的なストレスは全くありませんでした。

最後に、金属を使った振動刺激の調整法も教えていただきました。簡易な方法ですが、驚くほど筋肉が緩み、体に変化が現れ、非常に驚きました。

その他にも、皮膚調整テープの新しい貼り方を学びました。貼っているだけで体が調整されますので、非常に有効なアプローチだと感じました。

今回も非常に多くの気づきと学びがありました。先生の考え方も毎回アップデートされており、驚くことばかりです。共通していることは、中間位で動かすこと、快の刺激で動かすこと、指導者側の誘導や動きを見る目が大事であるということです。

現場で繰り返し実践し、レベルアップを目指したいと思います。