日曜日は魚住廣信先生から学ぶ、定例勉強会でした。

〇肩関節周囲炎
いわゆる五十肩ですが、肩の炎症といっても様々な痛みのケースが考えられます。
まず、痛い場所はどこか、筋腹なのか腱なのか、痛みの根源をを明確にすることから始まり、そこからアプローチを考えていきます。
今回は「もやもや血管」という小血管に対してのアプローチの考え方を学びました。
3カ月以上続く肩の痛みは、この「もやもや血管」と関係が深いようで、炎症が収まりにくい原因であるようです。
アプローチは「圧迫」を使ったテクニックをやりましたが、すぐに肩が軽くなり、動きが良くなりました。

〇ウエストシェイプの考え方
以前身体調整で習ったウエストを引き締めるテクニックを確認、実践しました。
広がっているお腹は脂肪や内臓の位置が不適切になっており、それらを整える必要があります。
呼吸に合わせて脂肪、内臓の位置バランスを整えるとウエストは引き締まりました。
さらに便秘に対しての腹へのアプローチも実践しましたが、さらにお腹がへこんでいきました。実践していきたいと思います。

〇スキップ
ランニングなどでスキップを指導するケースは多いですが、スキップをできない方への指導をどうするかと?いう質問がありました。
まず、クライアントなりのスキップをチェックして、そこからどうすればできるか?を探してあげることから始まります。
動作を指導するときは「タイミング」と「リズム」を掴んでもらうことですが、そのためにはトレーナーの「声のかけ方」が重要です。
その方に合った「オノマトペ」を利用し、適切な動作に導いていくことです。
ステップと歩行を段階的に変化させ、スキップ動作に導いていく考え方を学びました。

〇懸垂
懸垂は両腕で体を持ち上げる動作ですが、懸垂ができるようになるためには色んな条件があります。
体型的か問題、握力、自分の身体を支える力はあるのかといった事を最低でもクリアしておく必要があります。
上がる時の腕の使い方、斜懸垂などを利用し懸垂まで導く考え方を学びました。

〇ブリッジ
ブリッジは上肢、体幹、下肢が伸展しカーブを描きますが、肩が硬かったり、体幹のカーブがうまく出なかったり、力が足りなかったりするとうまくできません。
今回はブリッジを利用して、筋力、筋持久力、柔軟性、スピード、コーディネーション、パワー、スピード筋力などの体力要素を利用したエクササイズの考え方を学びました。
スピードを利用したり、フィニッシュで保持させたり、一瞬で動きだしたりと、様々なバリエーションがありました。
繰り返し行っていくと、体は柔軟性が出てきて、上肢から下肢までバランスのいいスムーズで綺麗なブリッジになっていきました。

その他にも、ショルダープレスで左右差を整える考え方、歩行の考え方、陸上短距離でスタートでの足の置き方、足幅、構えの考え方、様々なバリエーションのジャンプで反動をもらう考え方など、膨大な内容の学びになりました。

どのようなエクササイズの指導においても「目的」にあっているか?が一番大切です。
今回も再認識することができました。
しっかり実践していきたいと思います。