お客さんから朝のテレビ番組の運動に関するコーナーで「速筋」というワードが出ていたと話がありました。

私は観ていないのですが、お客さんの話によると、生活の中で、スクワットの立ち上がりスピードをあげたり、布団を下ろす時にゆっくり下ろしたりなど、日常生活の中「速筋」を使うエクササイズを取り入れる。
各動作での注意点などが解説されていたようです。

朝の時間の番組ですので、ターゲットは中年~高齢者の方であるのかなと思います。

ジムに行かれたり、普段から運動習慣がある方はいいのですが、ほとんどの方は体をあまり動かすことがなく、肩こり、腰痛、関節痛、冷え性など、様々な問題を抱えているケースは多くあります。

やはり普段からの運動習慣を身につけること、体を動かす、筋肉を動かす、関節を動かす、柔らかくすることが健康には大切になってきます。

「速筋繊維」への刺激は、このブログでも何度も書いていますが、筋肉が太くなったり代謝を高めるには、この「速筋繊維」に刺激をいれないといけません。

そのための刺激として「動作スピードに変化をつける」という考え方があります。

スクワットの立ち上がりを速くするということは、筋肉を速く収縮させるということになり「速筋繊維」が使われやすくなります。

スクワットは深く沈まないといけないと思う方もいるかもしれませんが、初めは浅くしゃがみ、速く立ち上がることでも大丈夫です。
回数を増やすことでボリュームも高められます。

また、「動作スピードを高める」ことで速筋に刺激を入れることもできますが、「動作スピードをゆっくり」にしても速筋繊維に刺激を与えることもできます。

要はゆっくり動かすことです。
例えばスクワットであれば、しゃがみ4秒、立ち上がり4秒でゆっくり動かすことで速筋への刺激になります。
布団をゆっくり下ろす動作も速筋刺激です。

しかし、スローで行っても速筋繊維に刺激は入りますが、一回、二回の反復回数では、刺激が少なすぎることになります。

スロートレーニングで大切なことは、筋肉内を低酸素にし、疲労させる必要がありますので、ある程度回数をこなさないといけません。
「きつい」トレーニングになります。
そうなれば、なかなか継続は難しいかもしれません。

このように「スピードに変化をつける」ことで、速筋に刺激を入れることができます。
筋肉の萎縮が防げますし、代謝アップに繋がります。
ただ動かすだけでなく、このような「スピード」への意識をもって運動すると体の変化を感じることができるかもしれません。

そして、私が指導している「速筋繊維に刺激を入れる方法」として「魚住方式トレーニング」があります。

このトレーニングは「快の刺激」です。
適切な関節運動で筋肉に刺激を与え、頑張らなくても、汗をかかなくても楽に「速筋繊維を適切に刺激」することができます。

筋肉の弾力性を取り戻し、ポンプ機能を正常にし、体を自然体に導く方法で、高齢者にも非常に有効なトレーニングです。

ご興味がある方はこちらに書いてありますのでチェックしてみてください。

http://fuji-training.blog.jp/archives/cat_108293.html