運動指導をする中で、相手ができない、やりにくい動きになってしまうことは必ずでてきます。
そういった時に、できないから諦めることもあるかと思いますが、どうしたらできるようになるか?を考えるべきです。
できない動きは、できないようにやらせてる可能性は高いです。
できるにはどう考えるか?その指導力も大切です。
特にクライアントが何かのハンデを持っているときは尚更です。
動きを相手の脳に認識させること、ワンパターンにならず、様々な動きを教えることで脳は新しい神経回路を作り出すと言われています。
その繰り返しが大切になります。トレーナーの腕の見せどころですね。
実技に関してはトレーナー側の「指導力」に関して細かいところまでチェックしていきました。
運動指導はトレーナーの誘導、サポートが重要です。特にパーソナルトレーニングはこの誘導を個人的にできることが最大のメリットです。
「こうやって下さい」と声かけだけではやってほしい動きに導くのは非常に難しいと思います。
今回は、動作をやらせる前に、動きやすい状況を作り出すアプローチを実践ました。
筋肉、筋膜、皮膚、様々な刺激の入れ方はありますが、今回は皮膚に対してアプローチをしました。
皮膚テーピングで足、手、脊柱にテーピングを張ります。貼るだけで、体の動きは良くなります。
筋肉の緊張は一番外側の皮膚の突っ張りを作ってしまいます。
その緊張を緩和させるだけで、内側の余裕がでて動きが改善されます。
また、皮膚テーピングは、繰り返し動かしていくことで自然に緩んでいくこもメリットです。
貼り方のバリエーションは様々ですので、あらゆるケースで使えるアプローチです。
股関節、肩甲帯の動き指導、スクワットなどを実践しました。
ほんの数センチ、ミリ感覚で体の緊張の緩和は変わります。
今回も細かい感覚がさらに良くなったように思います。
肩甲帯を動かす指導では軽く動かすだけで、肩~腰までの皮膚が緩み、フニャフニャになりました。
アプローチは刺激→反応ですから、適切な刺激を入れなければ良い反応は得られないですし、クライアントによってその感覚は様々です。
今回学んだこと、チェックしたところをさらに繰り返し実践していきたいと思います。