パーソナルトレーナー冨士伸之のブログ(大阪・天王寺)

大阪、天王寺、阿倍野を拠点に活動。このブログは、パーソナルトレーナーとしての考え方を書いています。

個人に合わせた『トレーニング』と『身体調整』で筋肉を緩め、肩こり、腰痛、膝痛、股関節痛などを改善していきます。
◆活動場所
・(株)東急スポーツオアシス・(株)オージースポーツ
・出張指導も受け付けています。

猫背は肩甲骨を寄せると改善するか?

猫背へのアプローチは様々ですが、一般的にマシンローイングのような背中のトレーニング、肩甲骨を寄せることを意識させる指導が多いと思います。

結論からいうと、肩甲骨を寄せるようなトレーニングで猫背を改善するのは難しいです。
なぜなら、猫背の方は肩甲骨が開いており、肩甲骨の位置が悪くなっています。

開いている肩甲骨を寄せて改善するということだと、ノーマルな位置におさまってくれません。また、適切な寄せる動作が出来にくい、出来ない方がほとんどです。

肩甲骨が開いていると、筋肉で言えば、前面の大胸筋、小胸筋が収縮して緊張しており、逆の後面にある、広背筋や菱形筋、僧帽筋は引き伸ばされ、緊張しています。

前後の緊張かあるということです。

前後の筋肉のバランスを整えてあげることで、肩甲骨はノーマルな位置に修正され、猫背は改善されていきます。

肩甲骨を動かし、ノーマルな位置を見つけていきます。

適切な位置であれば、前後の筋肉の緊張はなくなります。そこが適切な位置です。

そこで適切な関節の動きで脳にノーマルな位置を教えていきます。肩甲骨の位置を入力します。

肩がいい位置に修正されると、前後の筋肉の緊張バランスは良くなります。結果猫背は改善されます。

肩周りの筋肉が整うので、肩こりの方にはこの修正で改善されます。

他の原因での猫背、円背姿勢になっていることもありますが、このようなケースの場合は、部分的か筋にアプローチするよりも、前後の筋肉がノーマルなポジションに戻すという考え方にすることで、短時間で筋肉は緩み、姿勢、関節のポジションを改善することが可能です。

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膝がくっつかないので改善したい/脚のアライメント修正

О脚も問題は、大腿部の筋肉のバランスが崩れていますので、整えるような関節のアプローチや筋肉を緩めるアプローチ、動作の指導などで、脚のアライメントはかなり修正されていきます。

しかし、クライアントの一人で、後もうひとつ膝がくっつかない方がおられました。

魚住方式のトレーニングを指導し、2週間後のセッションまで続けてもらいました。

2週間後のセッションでは膝が完全にくっついた。と報告をいただきました。

チェックしてみると、脚のアライメントが完全に修正されていました。筋肉は弾力のある柔らかい状態にキープされていました。

むくみの左右差がある方でしたが、むくみがなくなり、左右均等になっています。
リンパ、静脈の体液の循環も促進されているということになります。

日常生活、仕事の状況などで、筋肉の使い方が偏ってしまうことは多いと思います。
捻じれた体はノーマルな状態に整えていかなければなりません。
この魚住方式トレーニングは、道具もなにもいらず、どこでもできますので、毎日続けられたようです。

大事なことは『快』の刺激です。気持ちよく体を動かしていくので、体に受け入れられます。疲労は残りませんし、つらいポジションで、しんどい負荷を与えることはありません。

今回のように、脚のラインは整い、シェイプされ、体液の循環の促進、むくみの改善にも非常に効果的です。快の刺激のトレーニングで、自然なノーマルな体に整えていく事が可能になります。

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腕を振って肩周りの緊張をとるアプローチ

肩周りの緊張があると肩こりや重みを感じますが、腕を振って肩周りの緊張を取る方法があります。

腕を振るといえば、ウォーキングやランニングですが、重心が移動していくときは、腕でリードしていく事が大切になっていきます。

ジムでトレッドミルを歩いている人たちを見ていると、腕振りの形も様々です。腕を外に開いていたり、振り方に左右差があったり、ほとんど動かさなかったり、個人によって違いはあります。

腕は、肩から伸びていますが、肩は肩甲骨についています。その肩がついている肩甲骨の関節面は、真横ではなく、少し前方を向いています。なので、横からみると肩は少し前についているイメージになります。

真横についていれば、真っすぐ腕を振ればいいですが、関節の角度に対して適切に腕を振ってみると、少し内側に入ってくることになります。両腕を振ると、体の真ん中で両手が触れ合う状態です。

腕を適切に動かしていきます。リラックスして、やや内側の前方に、肩周りの緊張が見られない位置です。腕は振り子のように楽にスイングすることができます。

これを繰り返すだけでも、肩周りの緊張は緩んでいきます。

さらに、肩甲骨の動きも絡めていきます。腕を前に振って肩が伸びる。さらに肩甲骨も開いて引っ張られる状態を作っていきます。腕振りに肩甲骨の動きを連動させていくと、肩から背中周りの緊張も緩めることができます。

振っている本人は、楽に、力を使わずスイングしているのを感じていきます。

そして、ウォーキングやランニングの時に、このようなリラックスした腕振りで体を誘導していくと、肩周りはリラックスして、気持ち良く歩いたり、走ることが可能となります。

歩く、走る時には、脚だけでなく、腕の振りがとても重要になっていきます。

正しい腕振りをすることで、肩周りの緊張を緩め、リラックスさせていく事が可能です。

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プロフィール

冨士伸之

大阪を中心に活動するパーソナルトレーナー
適切な『トレーニング』と『身体調整』で身体を本来の自然な状態へ整え、痛みの改善に導いていきます。健康/痛みの改善/美容の相談も受け付けています。
■NESTA認定パーソナルトレーナー
■東急スポーツオアシス認定パーソナルトレーナー
■オージースポーツ認定パーソナルトレーナー
■大阪ビジネスカレッジ専門学校
スポーツ学科非常勤講師

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