パーソナルトレーナー冨士伸之のブログ(大阪・天王寺)

大阪、天王寺、阿倍野を拠点に活動。このブログは、パーソナルトレーナーとしての考え方を書いています。

個人に合わせた『トレーニング』と『身体調整』で筋肉を緩め、肩こり、腰痛、膝痛、股関節痛などを改善していきます。
◆活動場所
・(株)東急スポーツオアシス・(株)オージースポーツ
・出張指導も受け付けています。

【定例勉強会】関節へのアプローチ3

今年最後の勉強会は『関節へのアプローチ』です。

まず、エクササイズの考え方から始まりました。

このエクササイズをすれば、~を痛める、禁止ということがあります。

例えば、脚を伸ばした腹筋運動は腰が反ってしまって腰部にストレスがかかるので、あまりしなくなりました。うつ伏せでの背筋も腰を反るので危ない。

しかし、アスリートであれば、重りをもっても問題なくできることは多いと思います。

ストレスがかかっていればダメですが、そのエクササイズが問題なくできれば良いのではないかという考えもできると思います。

一つの理由で禁止と考えるよりも、対象者にあったエクササイズを選択していくということは大切であると感じました。

実技では、後頭環椎関節、脊柱、肩、股、膝、足関節など各関節を適切に動かしていきました。

快の刺激と快の領域でクライアントを適切に誘導できてきるか、関節はルーズで、筋肉は緊張なく動いているか、などを確認しながら実践していきました。

この快の誘導や刺激は指導する側の力量が左右されますので、しっかり指導力を高めていきたいと思います。

また、魚住方式の刺激や三軸修正法などを組み合わせて体を緩めていく方法も学びました。一つの方法だけでなく、様々な引き出しを増やしていく応用力も必要です。

一回テクニックを学んでもすぐに習得することは難しいですが。繰り返し学び、練習していくことが重要であると実感しています。

今年も全12回すべて参加することができ、皆勤賞までいただきました。
本当に膨大な学びがありました。
さらにレベルアップできるよう精進していきたいと思います。 

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リンパを流しているけどむくみが改善されません。

足のむくみを改善するためにどうしたらいいですか?と質問を受けました。

どういうことをしているかを聞くと、カーフレイズ(ふくはらぎのエクササイズ)やリンパを流すようにさする、揉むみたいな感じでしたが、結果は全く変わらないということでした。

少しでも改善していればいいですが、全く変わらないということは、アプローチそのものが不適切であったということです。

まず、なぜむくんでいるのか?という原因をみつけることが必要です。

原因は色々ありましたが、一つはデスクワークで体を全く動かさないということです。

むくみは皮下に水が滞っている状態です。リンパ管は血管と違い、心臓のようなポンプ機能がないので、水が流れるには筋肉のポンプ機能が必要になります。

日常生活で体をあまり動かさないでおくと、筋肉は固まって緊張してしまいます。

筋肉のポンプ機能を回復させるには、筋肉を柔らかい弾力のある状態に回復させていかなくてはいけません。

ふくはらぎのエクササイズやさするといったアプローチでもいいのですが、そのやり方が重要です。

ただ、つま先立ちをしたり、さすったりではうまくいきません。筋肉を良い状態に回復させるための刺激をいれないといけません。

カーフレイズの刺激を変え、さする方法を変えると、むくみは改善されていきました。

カーフレイズは足の底背屈ですが、動かしかたを変えていきます。関節が楽にスムーズな動きを引き出していきます。さすりは刺激の入れ方です。皮膚にかなり軽い圧で刺激を入れていきます。圧、動かす方向、呼吸などを組み合わせていきました。

トレーニングでも身体調整でもリンパアプローチでも、方法は知っていても、目的に対して適切な刺激を入れなければうまくいきません。

目的にあった適切な方法でアプローチしていく事が大切です。

【定例勉強会】腰痛への対策

定例勉強会に行ってきました。


今回のテーマは「腰痛への対策」でした。


「体の軸を作る」など、軸という言葉は良く聞きますが、体には軸はありません。体は腔で構成されていますので、筒状という考え方があります。筒が360度均等な状態であれば、筋肉もノーマルな状態になります。
しかし日常生活の不良姿勢などで、外力を受けることで、筒は捻れる→変形→歪みに繋がっていきます。そうしてストレスがかかったところが硬くなり、痛みとして出てくるということが考えられます。
捻じれの根本を見つけて修正し、体を自然な状態へ戻していく事が大切になります。


〇モートン病、足底腱膜炎について
足部の問題について質問がありました。足裏の三点で適切に体重を受けるとバランスがいいのですが、モートン病や足底腱膜炎などの場合、痛みが出ているところに一番ストレスがかかっていることが考えられます。
痛みの位置、足底やアーチの状態などをチェックしていきますが、まず、ストレスをかけないようにすることが大切です。それぞれの障害の解説、テーピング方法やアーチパッドの作り方などを学びました。
不適切な体重支持を修正し、適切な三点支持に繋げていくことで問題が解決していきます。


〇テクニックについて
腰部、仙腸関節や股関節といったところへのテクニックの確認、アプローチの考え方を実践していきました。仙腸関節では様々なポジションでのアプローチ、股関節では関節内への刺激、ノーマルな位置を見つけて、繰り返し動かして実践していきました。
また、新しく呼吸を使って体の中から緩めていく考え方も学びましたが、すぐに動きがスムーズになり、体が整っていくのを感じました。


何度も開催されているテーマですが、毎回新しい学びや気づきがたくさんあります。
パーソナルトレーニングを受講される方の中には、腰痛や膝痛といった痛みの問題を抱えていることは多いと思います。
様々な考え方を持って、痛みの根本的な原因を見つけて解決していくことが改めて大切だと感じました。
テクニックに関しては、個人に合った快の領域を見つけ、誘導していくことで結果はかなり変わっていきますので、しっかりレベルアップしていきたいと思います。
今回も膨大な学びがありました。
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プロフィール

冨士伸之

大阪を中心に活動するパーソナルトレーナー
適切な『トレーニング』と『身体調整』で身体を本来の自然な状態へ整え、痛みの改善に導いていきます。健康/痛みの改善/美容の相談も受け付けています。
■NESTA認定パーソナルトレーナー
■東急スポーツオアシス認定パーソナルトレーナー
■オージースポーツ認定パーソナルトレーナー
■大阪ビジネスカレッジ専門学校
スポーツ学科非常勤講師

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