パーソナルトレーナー冨士伸之のブログ(大阪・天王寺)

大阪、天王寺、阿倍野を拠点に活動。このブログは、パーソナルトレーナーとしての考え方を書いています。

個人に合わせた『トレーニング』と『身体調整』で筋肉を緩め、肩こり、腰痛、膝痛、股関節痛などを改善していきます。
◆活動場所
・(株)東急スポーツオアシス・(株)オージースポーツ
・出張指導も受け付けています。

トレーニングの勉強に行ってきました

先日魚住先生のところへ、個人教授へ行ってきました。
簡単にまとめたいと思います。

体に問題がある方は、基本的に体が中間位の状態から崩れています。中間位とは、体の前面と後面、主動筋と拮抗筋が50対50でバランスが取れた状態という考え方であり、バランスが崩れることによって、筋肉、筋膜、皮膚が緊張し、その状態で不適切な動作を行うことによって様々な問題が起きてきます。それらを整えるためには、中間位で体を動かし、中間位に整えていくことで解決していきますが、まずは中間位を知る、中間位を見つけることが大事になります。

大腿部を中間位ポジションにし、下肢の関節を動かすだけで下肢のバランスが整い、膝が伸び、脚が動かしやすくなります。この中間位を見つける、適切に動かすことが大きなポイントであり難しいところです。
中間位が理解できれば、驚くほど楽に下肢が整うことを感じることができます。そのように全身を中間位に整えることで、重力に対してバランスよく立つことができ、様々な問題を解決することができると感じました。

また、静脈、リンパの循環を促進する調整も学びました。ふくらはぎは第二の心臓を呼ばれ、筋のポンプ機能によって、心臓へ血液を戻していく重要な役割があります。
下腿三頭筋の弾力性を取り戻すためのエクササイズを実践しましたが、ふくらはぎの緊張が取れ、足部が温まって、筋の弾力性が取り戻していくことを感じました。
冷え症、むくみ、循環不良の方、様々なケースで非常に有効なアプローチであると感じました。

・上部頸椎の調整
・脊柱の調整
・肩甲骨の調整
・捻じりの調整
・腸腰筋の弾力を取り戻す
・大殿筋、広背筋の弾力性を取り戻す
・振動刺激
・顔面の調整
・膝の調整
・下腿三頭筋の弾力性を取り戻す
・椅子の座り立ち
・歩行
など、様々な技術を体感し、効果を実感することできました。

今回は個人教授ということもあり、普段現場で感じている問題点を細かく相談することができました。
先生から直接指導を受けることで、自分の体が中間位に整っていくことを感じることができ、様々なヒントをいただくことができました。
現場で実践を繰り返したいと思います。

明けましておめでとうございます

昨年はやっとコロナ禍が明け、制限なく仕事を行うことがでかるようになりました。

基本的な活動としては、パーソナルトレーニング、野球関係のコンディショニング指導、学校での講義といった活動は変わりありませんが、新たに、野球関係の講習会の講師を務めたり、外部のイベントで身体調整の出店をさせてもらったり、歩行イベントを開催したり、様々な新しい活動も行うことができ、良い経験をさせてもらいました。

今年は新しいことに挑戦する予定をしていますので、今から楽しみにしています。またこのブログでも報告させていただければと思います。

これからも学びを続け、クライアントのお役に立てるように精進していきたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

【定例勉強会】一般の人に必要な体力要素について

先日定例勉強会が開催されました。
簡単にレポートを書きたいと思います。


「一般の方に必要な体力要素について」

・コンディショニング(体力)とは
コンディショニングは身体的、防衛的、精神的、栄養、休養の5本の柱で構成されますが、大事なことは満遍なくすべての要素を高めることです。
単に筋力だけ、柔軟性だけをレベルアップするということではなく、持久力、スピード、免疫力、精神力、栄養面など全てを含めた要素が大事になります。
何のコンディショニングが不足しているか、それらを評価のしながらコンディショニング不足を解消していくことが重要になります。


・正しいではなく、考え方
良く聞くことに、「これが正しい方法である」や「正しい方法を教えてほしい」とうことがあります。
答えが決まっているものはそれが正しいといえますが、人に指導をするなかでこれが正しい、絶対というものはないと考えられます。その代わりの言葉として、適切、適当ということが当てはまります。この目的にはこのようなエクササイズが適切ではないか、それはこのような考え方で指導しているとすることが指導者としては必要なことです。
この勉強会では、言葉の意味、使い方を大事にしており、毎回言葉の使い方について気づかされることが多くあります。
言葉の意味を理解して使うことは大事なことです。


・基準は自分自身
コンディショニングレベルを高めるときに、他人と比べる必要はありません。
例えば、柔軟性を高めたいとしても、教科書に書いてあるような関節可動域に揃える必要はないし、筋力向上を目指すときにも、他人の筋力レベルを目標にしたり、比較する必要はないということです。
基準は教科書でも他者でもなく自分自身であるため、自身のコンディショニングをどうレベルアップしていくかを考えてトレーニングを行うことが重要となります。


・ふくらはぎのポンプ機能
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるほど、筋のポンプ機能が重要な筋肉です。
足趾、足関節、膝関節を動かせば、当然ふくらはぎの筋肉は動きますが、同時に股関節も動くことになり、下肢全体が整うことになります。下肢が整えば、上体も整うことに繋がります。ふくらはぎのポンプ機能が回復すれば、血液循環が促進されるため、内臓を含めた全身の血液、リンパが循環して、酸素や栄養が各細胞へ行き届くことになります。
ふくらはぎをメインに考えることで、全身に影響を与えることができると考えられるということです。

今回もふくらはぎメインにしたアプローチを多数実践しました。大事なことは、単に動かすことではなく、スムーズに動かすこと、中間位で動かすことです。
足関節の底背屈を行うときも、まずは、下肢のバランスが整った中間位に置き、大腿部、下腿部のバランスが中間位の状態で足関節を動かすことで、下腿、大腿部まで緩めることができます。この中間位で動すことが大きなポイントとなります。


・椅子の座り立ち
椅子からの立ち上がりの動作では、股関節の動きは骨盤が前傾することにより、大腿骨の骨頭が後方へ移動します。
上体は、骨盤の前傾する角度に伴って同じだけ前傾するため、そのまま前傾を大きくすれば自然に尻が浮き、立ち上がることができます。
お尻が浮いた後の立ち上がり動作は、股関節の伸展動作(大腿部の骨頭が前方へ)になることから、大腿骨に触れながら適切な骨の動きを感じることで、きちんとした股関節の伸展する動作がきるようになります。大腿骨の動きが認識できれば、そこから歩行動作へ繋げることもできます。
生活においても、非常に大事な動きです。


その他にも腋窩筋膜を刺激して動きを改善したり、神経の繋がりをイメージする方法、ベンチプレス、手首のテーピングなど様々な実践的な内容を学ぶことができました。
現場で実践を繰り返して行き、レベルアップを目指していきたいと思います。
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プロフィール

冨士伸之

大阪を中心に活動するパーソナルトレーナー
適切な『トレーニング』と『身体調整』で身体を本来の自然な状態へ整え、痛みの改善に導いていきます。健康/痛みの改善/美容の相談も受け付けています。
■NESTA認定パーソナルトレーナー
■東急スポーツオアシス認定パーソナルトレーナー
■オージースポーツ認定パーソナルトレーナー
■大阪ビジネスカレッジ専門学校
スポーツ学科非常勤講師

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